公開シンポジウム
日時: | 2021.09.01 Wed. 14:00-16:30
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会場: | オンライン | ||||||||
概要: |
【池上敦子先生 ご講演概要】
ナーススケジューリングでは,各ナースの健康状態や社会生活を守るための制約を満たしながら,各日の各シフトに適切なスキルレベルのナースを適切な人数配置する必要がある.また,勤務表作成者が持つ「暗黙的な制約や評価尺度」を無視できないため,実用できる解を得るためには,最適解を1つ得るといった単純な最適化方法では不十分だと考えられる.効率の良い解修正のためには,解空間をなんらかの形で把握できる情報が重要である.与えられた解に対し,わずかに修正された解が望まれる場合と,まったく異なる解が望まれる場合があることから,複数の最適解を対象に,多様性と類似性を考慮する必要がある.
本講演では,最適解列挙からわかったことや,制約式における意思決定変数の登場頻度と解の多様性の関係について考えたこと,を紹介する. |
2021.08.09 更新